錦糸町周辺で映画興行や不動産業などを営む「東京楽天地」が創業75周年を迎え、11月1日～5日に中核施設の「楽天地ビル」（墨田区江東橋4）でイベントを開催した。

1階特設ステージでは「ご当地キャラクターショー」も

　同社は1937（昭和12）年、阪急東宝グループを興したことで知られる小林一三の「東京下町の大衆に健全な娯楽を提供する」という方針の下に創業。1986（昭和61）年に全面改築を完了した本拠地「楽天地ビル」はJR錦糸町駅南口駅前・東京メトロ半蔵門線錦糸町駅に直結する地下2階・地上9階建ての複合商業施設。中核テナントである「LIVIN錦糸町店」をはじめ、銀行や映画館、サウナ、飲食店などで構成される。

　ガラポン抽選会は同社が毎年実施する恒例行事だが、今年は「錦糸町から日本を元気に！」をキャッチフレーズに3日・4日に1階特設ステージで「日本応援ライブイベント」や「ご当地キャラクターショー」も無料開催。墨田区京島の「キラキラ橘商店街」から生まれたアイドルグループ「帰ってきたキューピッドガールズ」などのパフォーマンスや、「おしなりくん」（スカイツリー地元商店街）、「チーバくん」（千葉県）、「しずくちゃん」（岩手県雫石町）、「キビママ」（福島県）などのご当地キャラが登場し観客を沸かせた。

　「東日本応援物産展」や福島県会津地方の郷土玩具「起き上がり小法師（こぼし）」を使った無料絵付け体験コーナーなどもにぎわいを見せた。期間中の抽選1回につき10円が、東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄付された。