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東京スカイツリーが2つの特別ライティング-地元の小学生2人がデザイン

両国小学校5年生の道上可彬さんのデザイン「明花」によるライティング。

両国小学校5年生の道上可彬さんのデザイン「明花」によるライティング。

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 東京スカイツリーが8月25日、地元の小学生から募集した点灯デザインによる、2種類の特別ライティングをスタートした。

8月25日に行われた点灯式の様子

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 運営会社の東武タワースカイツリーは5月の開業1周年を機に、地元への感謝の意味を込めて、墨田区立の小学校全25校に通う児童から2つのテーマでライティングデザインを募集。約9500人の中から3444点の応募があり、その中からそれぞれの代表作が選ばれた。

 初日の夜には、デザインを作成した小学生2人やロンドンオリンピック「競泳男子平泳ぎ200メートル銅メダル」の立石諒さんらを招いて点灯式を実施。スカイツリーの照明デザインを担当する「シリウスライティングオフィス」代表の戸恒浩人さんは「選ばれた2つとも若々しくプロもうならせるような作品で、コンセプトとデザインがしっかり一致している」と総評した。

 テーマ「明るい未来」で選ばれたのは両国小学校5年生の道上可彬さんの作品「明花(めいか)」。「大震災でしぼんでしまった日本だけど、花が種を残すようにもう一度咲かせてほしいという願いを込めてデザインした」と道上さん。きらきらとした太陽が降り注ぎ、種がまかれ、芽吹き、青々とした葉が開き、そして花が咲く様子を、色とりどりの五種類の花(明花・ハイビスカス・マリーゴールド・ユリ・ラベンダー)の動きのあるグラデーションで表現した。

 テーマ「オリンピック・パラリンピック2020年招致への思い」で選ばれたのは第一寺島小学校5年生の井出幸汰さんの作品「2020年東京オリンピックへ!」。「日の丸のもとに世界中の国々が集まっている中、東京で金メダルをいっぱい取ってほしいという思いでデザインした」と井出さん。日の丸をイメージした「天望回廊」を上部に掲げ、「天望デッキ」から下はゴールドに輝く心柱と、オリンピックの躍動感を表現して青・紫・黄・赤・緑とカラフルに変化する交点照明が照らし出す。

 特別ライティングのスケジュールは8月31日まで、18時45分~20時が「明花」、20時~21時が「オリンピック」で、以降23時まで1時間ごとに交互に点灯。9月1日から7日まで、18時15分~19時が「オリンピック」、19時~20時が「明花」で、以降23時まで1時間ごとに交互に点灯。8月30日には気象庁「特別警報」導入のための紫色を基調とするライティングを20時45分~23時に実施予定。

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