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東武・浅草駅ビル、外観のリニューアル工事が完成-大時計も復活

新装「浅草駅ビル」夜のライトアップの様子。

新装「浅草駅ビル」夜のライトアップの様子。

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 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の始発ターミナルである浅草駅ビルの外観リニューアル工事が完了し、開業当時のモダンな姿を現代によみがえらせた。

新装「浅草駅ビル」外観

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 東武鉄道は昨年から同駅の改装を順次進め、外国人旅行センターを移設・リニューアルしたほか、今年4月には2階コンコースに待合室とカフェ「タリーズコーヒー 東武浅草駅店」を新設。1974(昭和49)年の改修工事で取り付けられたカバー材(アルミルーバー)を全面的に取り除き、「東京スカイツリータウン」のグランドオープンに合わせて、外壁に81年前の開業当時のネオルネサンス様式の面影を再現した。

 屋上の塔には戦時中に外された大時計(直径=約1.5メートル)も復活。建設当時のデザインを参考に、文字盤をローマ数字に変更して復元し、正面(南面)、西面、東面の3方向に設置した。

 同駅ビルは1931(昭和)年に、それまで現「とうきょうスカイツリー駅」(当時はこちらが浅草駅)」始発だった東武伊勢崎線を直接ビルの2階に乗り入れるかたちで「浅草雷門駅」として開業。地下1階から地上7階まで「松屋浅草支店」を併設し、関東初の本格的な百貨店併設ターミナルビルとして、東京の新名所に数えられた。現在、松屋浅草店は3階までの営業だが、東武鉄道が今後4階より上の内装工事を行い、今年11月以降に新たな商業施設として全館リニューアルオープンを予定している。

 5月18日朝には除幕式が行われ、スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」「テッペンペン」「スコブルブル」も駆けつけ完成を祝った。夜には時計塔を中心としたライトアップも行われ、携帯電話などで撮影する人が終日、後を絶たなかった。

 同21日には、同駅と「とうきょうスカイツリー駅」「北千住駅」で「東京スカイツリータウン グランドオープン記念乗車券セット」も発売され、開業を盛り上げる。

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