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錦糸町で「墨田区100人カイギ」最終回 通算100人登壇で解散

最終回を迎えた「墨田区100人カイギ」の参加者

最終回を迎えた「墨田区100人カイギ」の参加者

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 墨田にゆかりのあるゲストが街での活動を紹介するイベント「墨田区100人カイギ vol.20」が5月6日、錦糸町の「すみだ産業会館」(墨田区江東橋3)で開催された。

「墨田区100人カイギ vol.20」の様子

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 「100人カイギ」は、街や地域、組織の人と人とを緩やかにつなぐことを目的としたコミュニティー活動。毎回5人のゲストを迎えて仕事や活動に関する話を聞くイベントを定期的に開き、ゲストが100人に到達すると解散するのがルール。

 墨田での開催は2022年10月に始まり、毎月コンスタントに開催してきた。この日、20回目の最終回を迎えた。

 この日の登壇者は、墨田区商店街連合会事務局長の井上佳洋さん、新日本フィルハーモニー交響楽団・広報チームの高橋雅子さん、けん玉とコーヒーの店「muumuu coffee」店主のAYUMUさん、NPO法人「寺島・玉ノ井まちづくり協議会」理事長の牛久光次さん、山本亨墨田区長の5人。132人(会場参加113人、オンライン参加19人)が参加した。

 この日トップバッターで通算96人目の登壇者の井上さんは、墨田区商店街連合会や「すみだ・ざっくりグルメマップ」の取り組みを紹介。高橋さんは「新日本フィルの広報チームは、広報活動と並行して販売促進などの広告活動も行っている」と業務内容を解説。2024年度は149公演が予定されている演奏会の詳細にも触れた。墨田でけん玉カルチャーをはやらせたAYUMUさんは、けん玉を通した台湾・台南との国際交流の話のほか、卓球台を屋外空間に設置することで多様な人たちが交差し、さまざまな現象が起こる仕掛けを創出するアートプロジェクト「PING PONG PLATZ(ピンポン・プラッツ)」の取り組みについて説明した。

 休憩を挟んで登壇した牛久さんは、鐘ヶ淵の多聞寺の近くの空き地で活動している「たもんじ交流農園」について説明。同園では、井戸水を活用したビオトープで蛍の自生を目指していることや、三鷹の農家の協力を得て江戸野菜の一種「寺島なす」復活に取り組んでいることを紹介した。

 100人目の最終登壇者は山本区長。自身について、「実は政治が嫌いで政治家になるつもりは全くなかった」と振り返ったほか、「東京23区の区長で一番面白い区長は私」と自己分析。墨田区については「切り口がたくさんあるのが魅力」「区議会は23区でも進歩的」と解説。「地域力一番を目指している」と区政の取り組みを紹介した。

 続いて発起人の山口亮(まこと)さんが100回を振り返った後、「解散」を宣言。今後については、「100人カイギ参加者を中心にした『墨田区1000人カイギ』を新たに立ち上げ、継続的に墨田区を盛り上げていきたい」と話して閉会した。

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