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「すみだ五彩の芸術祭」開幕 区内各所で地域の過去・現在・未来表現

関係者を前に開幕への期待を語る山本亨墨田区長

関係者を前に開幕への期待を語る山本亨墨田区長

 墨田区内を舞台にした「すみだ五彩の芸術祭」が9月4日、開幕した。鐘ヶ淵、錦糸町、両国、隅田川周辺など区内各所で、地域の歴史や文化、ものづくり、社会課題などを題材にした作品展示や公演、参加型企画を展開する。

あいさつする神野真悟エグゼクティブディレクター

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 開幕に先立って東武ホテルレバント錦糸町(墨田区錦糸1)で行われた関係者向け説明会・祝賀会には、出展者や協賛企業、地域関係者らが出席した。すみだ五彩の芸術祭実行委員長を務める山本亨墨田区長と、エグゼクティブディレクターの神野真吾さんがあいさつし、開催に協力した関係者や協賛パートナーへ謝意を示した。会場や作品について、開幕直前まで準備を進め、芸術祭の全体像が形になったことも報告した。

 同芸術祭は、墨田に根付く文化や文化資源、観光資源を一堂に表現し、地域の魅力を内外へ伝える取り組み。ものづくりと文化芸術が共存する地域性を生かし、子どもを含む地域の人が街について気づき、感じ、地域と共に育つ契機にすることを目指す。新たに墨田で暮らし始めた人も気軽に関われる芸術祭にするという。

 芸術祭には、神野さんと清宮陵一さん、荻原康子さん、三田大介さん、青木彬さんら墨田区で活動する4人のディレクターが携わり、それぞれの専門性や地域とのつながりを生かした企画を展開する。芸術作品の展示や公演に加え、社会福祉に着目した取り組みや、地域住民との関わりを通じて地域の可能性を探る企画なども行う。

 全体を貫く視点として掲げるのは、墨田の「過去・現在・未来」。受け継がれてきた歴史や文化、新たに生まれている活動、地域が抱える課題や可能性を作品や体験を通して捉え、これからの墨田を考える機会につなげる。来場者にも、作品を体験して感じたことや考えたことを、それぞれの会場や街中で語り合ってほしいと呼びかけた。

 会場では、小池百合子東京都知事のビデオメッセージも紹介された。小池知事は、地域の個性を結び、人の出会いやつながりを生み出す芸術祭への期待を示した。東京都が今秋展開する文化芸術事業のパートナープログラムに、同芸術祭が早期から参画していることも紹介された。

 説明会の最後には、出席者が開幕を祝って乾杯した。関係者からは、芸術祭で生まれた成果を地域や区民へどう還元するかを確かめながら進め、文化芸術を墨田のブランド形成や持続可能な地域づくりにつなげたいとの考えも示された。

 開催は12月20日まで。企画ごとに会場、開催日時、料金が異なる。