墨田区内の子どもたちが描いた絵を車体にあしらったラッピングトレイン「五彩」が8月28日、東武亀戸線を中心に運行を始めた。同日、曳舟駅で出発式が行われ、山本亨墨田区長とすみだこどもPR大使2人が参加した。
同列車は、9月4日に開幕する「すみだ五彩の芸術祭」を広く知ってもらおうと、墨田区と東武鉄道が企画した。出発式では車両のデザインを披露し、山本区長と同大使が記念撮影に臨んだ。式典後、10時31分に曳舟駅へ到着した列車がホームで公開された。
デザインには、5月31日に開かれた「こどもわくわくフェスティバル」で、子どもたちが「すみだ」をテーマに描いた絵を活用した。東京スカイツリーやすみだ水族館のペンギンなど、墨田区の地域資源を表現した作品を、千葉大学の学生らが車体デザインとして構成。東武鉄道の協力でラッピングトレインとして実現した。
車体には、子どもたちの絵と色彩豊かな曲線を組み合わせ、「みんながつくる すみだのげいじゅつさい」のメッセージを掲げる。完成した作品を鑑賞するだけでなく、子どもたち自身がデザインづくりに関わることで、芸術祭への参加を身近に感じてもらう狙いがある。
山本区長は「子どもたちの夢が東武鉄道の車両に乗り、皆さんの目に留まり、人を運ぶ。夢のような企画が実現した。子どもたちを大切にする墨田区の思いや、五彩の芸術祭を知ってもらうことにつながれば。この電車が夢と子どもたちの笑顔を乗せて走ることを大いに期待している」と話した。
「すみだ五彩の芸術祭」は、墨田区内50カ所以上を会場に、美術、音楽、演劇、伝統文化など100を超えるプログラムを展開する。ラッピングトレインは亀戸線を中心に、大師線、伊勢崎線北部、佐野線、小泉線、桐生線でも運行する。
運行は12月20日まで。