学校や社会に生きづらさを感じる子どもについて地域全体で考える「すみだ生きづらいこどもフォーラム」が11月8日、八広地域プラザ「吾嬬の里」(墨田区八広4)で開催される。
昨年7月と10月に続き、3回目となる今回は「すみだ子育てメッセ2026」のプログラムの一つとして開催。「地域ぐるみの子育て」をテーマに、下町らしい人付き合いを背景とした、墨田ならではの子育ての姿を考える。
ゲストは、こども家庭庁アドバイザーの安藤温子さんと、横浜などで子育て活動のネットワークづくりに取り組んできた米田佐知子さん。2人による講演とディスカッションを予定する。
昨年7月の第1回は「こどもの未来の歩き方を考えよう」をテーマに開催。ひきこもり支援や校内居場所カフェの活動に取り組む石井正宏さんと、早稲田大学文学学術院教授の阿比留久美さんを迎え、学校卒業後の進路などについて講演と公開座談会を行った。同年10月の第2回では、映画「ゆめパのじかん」の上映と、舞台となった「川崎市子ども夢パーク」元所長・西野博之さんの話を通じ、不登校の子どもとの接し方や居場所について意見を交わした。
これまでは、押上でフリースクールを運営する「よりみち自由室」が主催し、区内のフリースクールや保護者の会などが参加してきた。今回は「すみだこども若者子育て活動ネットワーク設立準備会」が主催し、よりみち自由室が引き続き事務局を務める。子どもや若者、子育てに関わる団体のネットワークづくりの一環で、墨田区の子育て支援活動助成事業を活用し、同区の後援を受ける。
準備会の発起人代表で、当日の進行を務める、よりみち自由室の山口亮さんは「昨年の活動を通じて、生きづらさを抱える子どもを対象とする団体同士のつながりが生まれ、今も継続している。今後はネットワークをさらに拡大し、子どもや保護者が孤立しない、墨田区ならではの地域子育てを確立していきたい」と話す。
準備会は子育てメッセにブースも出展し、ネットワークの活動を紹介する。
すみだ子育てメッセ実行委員長の森下八尋さんは「いろいろな子どものことを考えている人たちが子育てメッセに集まり、意見交換していることがうれしい。今年は、すみだダイアローグが実施する『ごちゃまぜ「たいわ」』などもあり、子育てメッセ自体の変化も感じている。子どもを連れてきた方が、自分にもできることがあるかなと考えるきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は14時~15時30分。入場無料。事前申込不要。