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すみだ郷土文化資料館で「五百羅漢図展」 約350年前の仏画を公開

展示会場の様子

展示会場の様子

 すみだ郷土文化資料館(墨田区向島2)で現在、企画展「護国寺五百羅漢図展」が開催されている。

「護国寺五百羅漢図展」チラシ

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 「すみだ五彩の芸術祭」の連携企画。区内の弘福寺と文京区の護国寺が所蔵する「五百羅漢図」が、2024年に東京都指定有形文化財(絵画)に指定されたことを記念し、護国寺所蔵の作品を紹介する。

 「五百羅漢図」は、黄檗宗(おうばくしゅう)の画僧・兆溪元明(ちょうけいげんみょう、1636~1734)が1677(延宝5)年に完成させた仏画。約350年前の作品ながら、絹に描かれた画面や彩色の保存状態が良好で、鮮やかな色彩や衣服の精緻な文様を見ることができる。

 黄檗宗は、中国・明の僧・隠元が1654(承応3)年に来日して伝えた禅宗の一派。兆溪は長崎に赴いた際、明の画僧・逸然から絵画を学んだとされる。

 同作は、南北朝時代の画僧・吉山明兆の「五百羅漢図」を手本に制作され、当初は50幅が弘福寺に納められた。現在は護国寺が30幅、弘福寺が6幅を所蔵する。各画面には、羅漢が不思議な力を発揮する様子や仏教説話、僧院での暮らしなど、さまざまな情景が描かれている。

 今回の展示では、護国寺所蔵の30幅のうち実物10幅を前期・後期に分けて公開。残る20幅は、デジタル画像から制作したほぼ実物大のタペストリーで紹介する。前期・後期で展示品を全て入れ替え、各期に実物5幅とタペストリー10幅を展示する。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜・第4火曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館料は一般100円、中学生以下無料。現在は後期展示で、11月29日まで。