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吾妻橋で新アートプロジェクト-「オノマトペ」体験型インスタレーション

「オノマトペ」吹き替えレコーディングの様子。

「オノマトペ」吹き替えレコーディングの様子。

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 スーパードライホール4階「アサヒ・アートスクエア」(墨田区吾妻橋1)で1月12日から、「オープン・スクアエ・プロジェクト」第2弾として、ドイツ在住の美術作家、福永敦(あつし)さんの初めての大規模な個展「ハリーバリーコーラス-まちなかの交響、墨田と浅草」が開催される。

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 2011年にスタートした同プロジェクトは、公募で選ばれたアーティスト(もしくは団体)が、高さ6メートル、総面積約260平方メートルの空間を活用し作品制作と発表を行うのをサポートするもの。

 1980(昭和55)年広島県生まれの福永さんはベルリンを拠点に、日本語に特有の言語表現である「オノマトペ」(擬音・擬態語)に着目し、それらを音声や文字、独自のビジュアルを用いてかたちにする作品を制作。国内外のプロジェクトや展覧会に参加し発表してきた。

 今回は会場の音響設備に注目し、擬音・擬態語をオブジェに変換するのではなく、音声のみを使って体験型のインスタレーション作品を展開。昨年9月から墨田・台東エリアを歩き回り収集したまちの特徴的な音を素材に、それらをドイツと日本で60人のさまざまな人に「オノマトペ」に吹き替えてもらい、レコーディングしたものを使うという。「ビジュアルを用いずに音声だけで作品をつくるのは自分にとってもチャレンジ。実際に体験してもらわないとわからないというのが今回の面白さ」と福永さん。

 初日の19時からはオープニングトークとレセプションを実施。翌13日には子どもから大人までが無料で参加できるワークショップ「ざわめき隊 まちなかの音をえがこう!!」も開く。

 会期中、ゲスト作家らと語り合うクロストークイベント(26日ほか)や、関連イベントとしてダンスパフォーマンス(2月2日・3日、要別途料金)なども予定。

 開場時間は11時~19時。火曜定休(27日は休み)。料金は500円。2月3日まで。

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