新日本フィルハーモニー交響楽団とすみだ子どもPR大使による音楽ワークショップが7月20日、「すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)」(墨田区東向島2)で開かれた。
当日は、すみだ子どもPR大使8人とその保護者が参加。バイオリンの玉井元さん、コントラバスの村松裕子さん、クラリネットの瀧本千晶さん、テナートロンボーンの櫻井俊さん、バストロンボーンの鈴木崇弘さんが5種類の楽器の特徴や役割を紹介し、それぞれの音色の違いを演奏を交えながら披露した。
瀧本さんは、「クラリネットは塗装で黒くしているのではなく、アフリカ原産の木材「グラナディラ(アフリカン・ブラックウッド)」を使っているため黒い」と紹介。櫻井さんと鈴木さんは、トロンボーンが唇の振動とマウスピースによって音を出す仕組みを実演しながら説明し、参加者は演奏や解説を通して、それぞれの楽器の特徴や音色への理解を深めた。
続いて行われた音楽づくりワークショップでは、親子が誕生日の月ごとに4つのグループに分かれ、「魔法使い」をテーマにした物語に合わせて音楽を制作。トーンチャイムやハンドベル、タンバリン、太鼓などを使い、「魔法をかける音」「歩く音」など場面ごとの音を自由に考えながら、一つの音楽作品を作り上げた。
開始当初は緊張した様子を見せる子どもたちもいたが、楽団員の助言を受けながら話し合いや演奏を重ねるうちに、積極的に意見を出し合う姿が見られた。最後は4つのグループが順番に演奏を披露し、それぞれが考えた音を組み合わせて一つの物語を表現した。
村松さんは「音楽に間違いはない」と呼びかけ、自由な発想や創造性を大切にすることを伝えた。参加者は音楽を通じて表現する楽しさや、仲間と協力して一つの作品を作り上げる喜びを体験した。
同ワークショップは、墨田区の「すみだの夢応援助成事業」の一環として2021年度に始まり、今年で6年目。同楽団は保育園や学童保育、高齢者施設など区内各所を訪れ、参加者の年代や状況に応じた内容で音楽づくりワークショップを展開している。
ワークショップ終了後には、すみだ子どもPR大使と楽団員が記念撮影を行った。