自立式電波塔としては世界一の634メートルの高さを誇る「東京スカイツリー」を核とした新しい街「東京スカイツリータウン」が5月22日に開業し、早朝から多くの人が詰めかけた。商業施設「東京ソラマチ」では予定より20分ほど開店時間を早めて対応した。

長い行列ができた「東京スカイツリータウン」東側

　降りしきる雨の中、「東京ソラマチ」を目指す行列は押上駅前の「ソラミ坂広場」から街区の中心方面に向かって伸び、「ソラマチ広場」付近で幾重もの列を形成した。列の周辺では自作のスカイツリーコスプレでパフォーマンスするコンビや、今日が挙式予定だという結婚衣装に身を包んだカップルなど、ユニークな格好で開業を祝う人たちが開業を待つ人々を盛り上げた。

　「東京ソラマチ」は、ファッションや雑貨、グローサリー、スイーツ、レストラン、カフェなど専門店を中心に312店舗が出店。新業態や都内初・SC初出店、「ここでしか買えない限定商品」を販売する店を数多く集めた。年間売上高目標は300億円で、東京スカイツリーを含めて年間3200万人の来店を見込む。