リニューアルオープン後初となる特別展「大江戸礼賛」が4月25日、東京都江戸東京博物館(墨田区横網1)で始まる。
同展は、同館の大規模改修を経て再開した後、初の特別展として開催するもの。江戸時代に人口100万人規模へと発展した都市「大江戸」をテーマに、武士や町人が築いた文化や暮らしの魅力に迫る。
展示は、同館の所蔵品約160件で構成。東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」や葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」などの浮世絵をはじめ、甲冑(かっちゅう)や武家火消・町火消の装束、町人文化を伝える資料などを幅広く紹介する。収蔵後初公開となる作品も含まれる。
会場は、武家文化や町人文化、娯楽、学問・芸術といったテーマごとに構成。泰平の世における武家の装いと精神性、相撲や歌舞伎、吉原に代表される町人文化の広がり、人々の交流の中で育まれた出版や芸術の発展など、多面的に江戸の姿を描き出す。
火災と隣り合わせだった都市・江戸において重要な役割を担った火消しの活動や装束にも焦点を当てるほか、庶民の暮らしや娯楽に息づく価値観にも光を当てる構成となっている。
同展は、同館コレクションのみで構成する点も特徴。約4年ぶりの全館再開後のスタートを飾る企画として、同館の収蔵力を示す内容になるという。
開館時間は9時30分~17時30分(土曜は19時30分まで)。入館料は一般1,300円ほか。5月24日まで。