落語家の昔々亭昇(せきせきていのぼる)さんによる「押上文庫落語会」が7月7日、押上文庫(墨田区押上3)で開かれる。
主催する入江寿(ことほぎ)さんは「昇さんから『もっと多くの人に落語を聞いてほしい』という思いを聞き、地域の皆さんや普段落語に触れる機会の少ない人にも楽しんでほしいと企画した。思い切り笑って元気になってもらえれば」と話す。
会場に選んだ押上文庫について、入江さんは「日本文化を伝えたいという店主の竹下文庫さんの思いに共感した。2階和室の落ち着いた空間や雰囲気が落語会にぴったりだった」と話す。
昇さんは2016(平成28)年に昔々亭桃太郎さんに入門。2024年にはNHK新人落語大賞で準優勝するなど注目を集める若手落語家で、今年で入門10周年を迎える。
今回の見どころについて昇さんは「七夕をテーマにした自作の新作落語があり、この時期にしか演じられない。七夕当日に披露できる貴重な機会をいただきありがたい」と話す。
押上文庫については「初めて出演する会場だが、とても居心地が良く、落語にぴったりの空間だと感じた。会場の雰囲気も含めて七夕を楽しんでもらえたら」と期待を寄せる。
墨田区については「以前、区内で落語会に出演したことがある。路地を抜けて会場へ向かう景色や、人と人との距離の近さに下町らしい魅力を感じる。建物は新しくなっていても江戸の風情が残っているように思う」と話す。
さらに「落語は座布団1枚あればできる芸能。地域の人が集まり、コミュニケーションが生まれるきっかけにもなる」と話し、地元・福岡県で取り組む子ども向け落語教室にも触れながら、「落語を通じて人が集まる温かい場づくりを全国に広げていきたい」と意欲を見せる。
昇さんは「初めて落語を見る人でも気軽に楽しめる内容。肩の力を抜いて、ゆったり笑いに来ていただければ」と来場を呼びかける。
開演は18時30分。木戸銭は7,500円(懇親会付き)、落語会のみは2,500円。定員20人。申し込みは電話(TEL 080-5113-7431)で受け付ける。