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両国・慰霊堂で「秋季慰霊大法要」 露店連なりにぎわい、本所の夏じまい

露天でにぎわう清澄通り

露天でにぎわう清澄通り

 関東大震災と都内戦災の犠牲者を追悼する「秋季慰霊大法要」が9月1日、都立横網町公園内の東京都慰霊堂(墨田区横網2)で営まれた。関東大震災の発生から今年で103年となる。

にぎわう清澄通りの歩道

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 横網町公園一帯は、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災で火災旋風に襲われ、避難していた約3万8000人が犠牲となった場所。1930(昭和5)年に震災記念堂が建てられ、戦後は東京大空襲などによる犠牲者の遺骨も納め、1951(昭和26)年に東京都慰霊堂へ改称された。現在、震災と戦災による約16万3000体の遺骨を納める。

 この日は大法要後も慰霊堂が夜まで開放された。堂内には供花や供物が並び、訪れた人たちが祭壇の前で静かに手を合わせ、犠牲者を悼んだ。

 一方、清澄通りでは京葉道路から蔵前橋通りまでの約800メートルに露店が連なった。たこ焼き、フルーツあめ、ベビーカステラなどの飲食店や、金魚すくいなどの店が並び、高架下を含む歩道は夜まで多くの家族連れや若者でにぎわった。沿道のホテルや飲食店も店頭で料理や飲み物を販売した。

 旧本所区の地域では、隅田川花火大会の前身である「両国川開き」に始まった夏を、9月1日の大法要で締めくくる感覚が受け継がれてきた。関東大震災が発生した9月1日は、東京大空襲の3月10日と並び、本所の地域史を語る上で重要な日となっている。

 慰霊堂の中では静かに手を合わせ、外では昔ながらの露店を楽しむ。慰霊とにぎわいが共存する9月1日の光景は、本所の夏の終わりを告げる地域の風物詩として続いている。

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