JR両国駅の3番線ホームに8月1日、駅名の「両国」と「涼」をかけた夏の装飾「涼国駅」が2年ぶりに登場した。ペットボトルなどを活用して作った約150個の風鈴を飾り、電車を待つ利用客に目と耳から涼を届けている。
装飾が施されたのは、現在は一般の旅客列車が発着せず、普段は立ち入ることのできない3番線ホーム。中央には、白い文字で「涼国駅」と染め抜いた紺色の暖簾(のれん)を掲げた。暖簾には朝顔や風鈴、金魚など夏らしい絵柄もあしらい、涼しげな雰囲気を演出している。
ホームには、色とりどりの短冊を付けた風鈴が横一列に並ぶ。風が通り抜けると、軽やかな音色を響かせる。背後には、両国ゆかりの葛飾北斎などの作品を題材にした大型の浮世絵壁画が広がり、暖簾や風鈴と重なることで江戸の夏を思わせる景色をつくり出している。
3番線ホームには一般客は入れないが、総武線各駅停車が発着する1・2番線ホームから間近に眺めることができる。乗車を待ちながらホームの向こう側に目を向けると、浮世絵を背景に風鈴が揺れる両国駅ならではの演出を楽しめる。
岡田昇平駅長は「風が吹くと涼しい音色を聞かせてくれる。毎日暑いが、少しでも涼を感じていただけたら」と話す。
8月下旬まで。