落語家・昔昔亭昇(せきせきてい・のぼる)さんによる「押上文庫落語会」が7月7日、押上文庫(墨田区押上3)で開かれた。
同落語会は、押上文庫で定期的に開いている落語会。地域の人に気軽に落語を楽しんでもらおうと企画し、今回で4回目を迎えた。当日はほぼ満席となる27人が来場。昇さんが開演前に「初めて落語を聴く人は手を挙げて」と呼びかけると、半数近くの観客が手を挙げた。
この日の演目は、古典落語「猫の茶碗」「死ぬなら今」と、昇さんの創作落語「七夕ロケット」の3席。会場となった押上文庫は演者との距離が近く、表情やしぐさまで伝わる臨場感あふれる高座に、会場は何度も笑いに包まれた。
観客からは「生の落語を初めて聴いたが、堅苦しい感じではなく、とても楽しめた。押上文庫だからこそ昇さんを間近で見ることができ、あの距離感がとてもぜいたくな時間だった」「落語をもっと聴いてみたくなった」といった声が聞かれた。
昇さんは2016(平成28)年に昔昔亭桃太郎師匠に入門。現在は二ツ目として活動し、渋谷や池袋、小岩など各地で落語会を開くほか、今後も墨田区内での開催を計画しているという。
今回の落語会を主催した入江寿(ことほぎ)さんは「たくさんの人に落語を知ってほしいという思いが通じたようで、初めて落語を聴く人が多く参加してくださり、楽しい会になった」と振り返る。「次回は年明けをこっそりと計画中です」と笑顔を見せた。