アイスクリーム専門店「サクラバシアイススタンド」(墨田区向島5)が6月21日、桜橋近くにオープンした。
長年親しまれたあんみつ店跡を改装した店舗で、店内で手作りするアイスクリームやクラフトアイスを提供。夜はバー営業も行い、アイスを通じた地域の交流の場づくりを目指す。
店主の細田侑さんは学生時代、留学先の米シアトルでアイスクリームスタンド文化に触れた。IT企業で働く人や家族連れ、カップルらが夜でも気軽に立ち寄り、アイスを片手に思い思いの時間を過ごす風景に魅力を感じたという。
店のコンセプトは「Melt, Meet Local」。「アイスが溶けるように人と人との距離も自然に近づく」場所を目指し、「誰でも気軽に立ち寄れる」空間づくりを進める。
店内は木を基調にした温かみのある内装で、イートインスペースも用意。昼はアイスクリームスタンドやコーヒーなどのドリンクメニューを、夜はアルコールも提供するバーとして営業する。
常時10種類前後のフレーバーをそろえ、静岡県掛川市のお茶を使った「香るほうじ茶」、新タマネギをあめ色になるまで炒めた「玉ねぎバターしょうゆ」、酒かすと日本酒を使った「酒かすと日本酒」、カカオ豆の外皮を活用した「カカオハスク」などのメニューを展開する。価格は、シングル=480円、ダブル=580円、トリプル=680円。小学生以下は80円引き。
江戸川区で採れた蜂蜜を使った「Y&Y Honey カモミールミルク」や、コーヒー店「ONIBUS COFFEE」が焙煎(ばいせん)したエスプレッソを使った「緑茶ときどきエスプレッソ」など、生産者や素材の背景が見えるメニューも特徴。廃棄される野菜や食材を活用したアップサイクルの取り組みにも力を入れる。
地域交流の取り組みとして、毎月ごみ拾いイベント「Cleanup Ice Club(CIC)」も開催。参加者は周辺の清掃活動を行った後、店でアイスやコーヒーを楽しみながら交流する。
細田さんは「シアトルで見たような、アイスをきっかけに人が集まる場所を墨田でもつくりたいと思った。コーヒー文化が根付いてきた墨田で、次はアイス文化を広げていけたら」と話す。
営業時間は14時~23時。月曜定休。