一般社団法人「墨田区観光協会」が6月19日、すみだ産業会館サンライズホール(墨田区江東橋3)で定時会員総会を開いた。
日本観光振興協会関東事務局の「2026年度観光振興事業功労者表彰」を受賞した森山育子理事長(前列左から2人目)
当日は、2025年度事業報告と決算報告、2026年度事業計画と収支予算などの議案を審議し、全て原案通り承認した。
2025年度の事業報告では、観光情報を発信する「すみだ観光サイト」のページビューが142万を超えたほか、着地型ツアー事業や観光物販事業が好調に推移したことを報告。地域イベントとの連携では、「墨堤さくらまつり」「そよかぜつながるフェス」などを展開し、地域と連携した観光振興に取り組んだ。
協会は2026年から2031年までの5年間を対象とする「観光地経営戦略」を策定。同戦略では、新たなビジョンとして「共生と持続可能な観光都市・すみだ ~何度でも訪れたい、そして住みたい憧れのまち~」を掲げる。地域や宿泊施設、観光・産業事業者、来訪者が支え合いながら地域資源を生かした観光都市を目指す。
2026年度は、地域活動への支援や後援を継続するとともに、隅田公園そよ風ひろばで開催する「そよかぜつながるフェス」の継続開催、リニューアルオープンする江戸東京博物館と区内施設・体験工房との連携施策の検討、関東運輸局が進める「五街道プロジェクト」との連携などを進める。併せて、EAST TOKYO事業として台湾での観光プロモーションや広域連携事業の推進、すみだファンCLUBの会員拡大にも取り組む。
観光地経営戦略では、2030年度の目標として観光消費額の増加や宿泊者数の拡大、ウェブサイト閲覧数の増加、自主事業比率60%の達成などを掲げる。観光協会では今後、地域住民や事業者、来訪者が共に支え合う持続可能な観光地域づくりを進め、観光振興と地域活性化の両立を目指す。
総会では、森山育子理事長が公益社団法人「日本観光振興協会」関東事務局の「2026年度観光振興事業功労者表彰」を受賞したことも報告した。森山さんは2018(平成30)年から墨田区観光協会理事長兼事務局長を務めるほか、すみだ地域ブランド推進協議会副理事長や東京商工会議所墨田支部副会長などを歴任。観光協会では多くの事業を成功に導き、「すみだ」の知名度向上や交流人口の拡大、観光地経営の視点に立った地域づくりに貢献したことが評価された。