菊川三丁目町会のみこしが大修理を終え、6月21日、町内を巡行した。亀戸天神社大祭を前に1981(昭和56)年以来45年ぶりとなる大規模修理を行い、地域住民にお披露目した。
みこしの修理は宮大工が手がけた。龍や鳥などをあしらった彫刻が随所に施され、長年にわたり地域の祭礼を支えてきた。
修理を計画したのは、祭事運営を担う「菊三睦会」。亀戸天神社の4年に1度の大祭を控える中、「今修理しておかなければ次の世代へ受け継げなくなる」との思いから、町会役員らと協議を重ね、修理を決めた。
みこしは千葉県市川市の専門業者へ預けて修理を行った。解体調査の結果、前回の修理が1981(昭和56)年だったことが分かり、45年ぶりの大規模修理となった。修理では屋根や金具の補修に加え、彫刻部分を一度取り外して補修。職人が部材一つ一つを確認しながら作業を進め、再び組み上げた。
当日は、祭り装束に身を包んだ町会関係者や菊三睦会の会員らが菊川三丁目町会会館(墨田区菊川3)前に集まった。修理を終えたみこしが姿を見せると、集まった住民から歓声が上がった。
巡行では、みこしを載せた車両が町内を回り、沿道では住民が足を止めて見守る姿も見られた。
菊三睦会の猪瀬利男副会長は「みこしは地域の宝。修理を終え、今年8月の大祭に向けて準備が整った。多くの皆さんに見ていただければ」と話す。菊川三丁目町会の大川進会長は「今年の亀戸天神社大祭のみこし渡御で、45年ぶりにリニューアルしたみこしを皆さんにお披露目できるのを楽しみにしている」と期待を寄せる。