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ソラマチで「すみだクリクラ」展-地元愛なクリエーター集団の実績紹介

なぜ、この街には「地元が好き」という人が多いのか? 会場でその理由がみつかるかも。

なぜ、この街には「地元が好き」という人が多いのか? 会場でその理由がみつかるかも。

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 東京スカイツリータウン・ソラマチ5階の「産業観光プラザ すみだ まち処」で1月22日、墨田区内に在住・在職するクリエーターのネットワーク「すみだクリエイターズクラブ」(すみだクリクラ)による初のグループ展「ぼくらが『すみだ』を好きな理由。」が始まった。

展示の様子「Old Factory Sites / New Creative Sights」と「地蔵坂むかしむかし」

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 同クラブは2013年の9月に誕生。在籍メンバーには、デザイナーやライター、編集者、写真家、プロデューサーなど、各分野のプロが名を連ね、お互いにコラボレーションすることで、地元企業や行政などのニーズに応えてきた。

 会場では同クラブのこれまでの業務実績がデジタルサイネージで見られるほか、クリエーターたちが発信する「地元愛」に根ざしたさまざまな取り組みを、それぞれが語る「『すみだ』を好きな理由」と共に作品展示する。

 出展作品は、東向島の子育て地蔵にまつわる昔話を紙芝居に仕立てた「地蔵坂むかしむかし」、区内の空き工場物件の実態調査とツアーを企画運営する「Old Factory Sites / New Creative Sights」、路地に存在する「袋小路」や「行き止まり」を街の個性として研究する団体「ドンツキ協会」による「墨田ドンツキ分類学」、東武鉄道の機関誌で連載していたエッセーからピックアップした「大きな空の木下で」、農家のない墨田で生産者と消費者を結びつけるマルシェ「すみだ青空市ヤッチャバ」が発行するフリーペーパー「やっちゃばん」、日本で暮らす外国人をサポートするボランティア運営会社が発行する「ひらがなネットしんぶん」号外など。

 25日は、立体イラストレーター佐藤舞香さんによる、ワークショップ「ちょい似顔ねんど」(13時~18時、参加費=2,000円)も開く。

 メンバーの一人で兵庫県出身の写真家・馬杉真理子さんは「クリクラのキーワードは『愛と品質』。地元愛がなければ地域や企業の眠っている魅力をみつけられないし、クライアントを納得させるプロフェッショナルの腕がなければ、それらを発信することはできない。そんな理念を持った仲間たちがつながり合い支え合えば、街をもっと面白くしていけるはず」と期待を寄せる。

 展示時間は10時~19時。入場無料。今月27日まで。

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