落語会「第4回IKIJI寄席」が10月23日、両国のライフスタイルストア「IKIJIストア」(墨田区緑1)で開かれた。落語家の古今亭圓菊さんが出演し、定員20人のところ24人が来場した。
同寄席は、墨田のものづくりや地域文化と落語を結び付ける取り組みとして、2025年3月に始まった。企画に携わるOffice YAOの八百谷英司さんが「落語のまち、すみだ」を掲げ、地域の企業や職人、店とのつながりを生かして開催を重ねてきた。
会場のIKIJIは、1950(昭和25)年創業のカットソーメーカー「精巧」など、4社のファクトリーが協働して2011(平成23)年に立ち上げたブランド。精巧社長の近江誠さんが発起人となり、同社取締役の近江祥子さんがブランド運営を担う。江戸の「粋」や「心意気」を現代の服や革小物で表現し、取引の大半を海外が占める。
今回は2部制で開催。第1部で「熊の皮」「幾代餅」、中入りを挟んだ第2部で「掛け取り」を披露した。仕事帰りなどにも立ち寄れるよう、第2部からの参加も受け付けた。
八百谷さんは「回を重ねるうちに、繰り返し足を運んでくれる人も増えてきた。最後の『掛け取り』では大きな笑いが起こり、会場が一体になった」と振り返る。
八百谷さんは「同じ両国では、クラフトビールの店『ポパイ』が『ポパイ寄席』を開くなど、墨田区で地域寄席が盛り上がっていることを実感している。今後も神社仏閣や大学などと連携して、地域寄席の活動を広げていきたい」と話す。