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両国・江島杉山神社で「弁天まつり」 お灸やあんま体験でにぎわう

お灸やマッサージの体験コーナー

お灸やマッサージの体験コーナー

 「本所一ツ目 弁天まつり」が11月3日、江島杉山神社(墨田区千歳1)で開かれ、お灸体験や講談、演奏会、買い物を楽しむ来場者でにぎわった。

江島杉山神社

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 同神社は、江の島の弁財天と、江戸時代の鍼術家・杉山和一を祭る。和一は、細いはりを管に通して打つ「管鍼術」を生み出し、視覚障害者への鍼術教育にも尽力したと伝わる。

 境内には千歳一丁目町会の白いテントが並び、お灸やマッサージの体験コーナーを設けた。頭に載せた器でお灸を行う「備前百会灸」のブースでは、椅子に座って体験する人や、担当者の説明を聞く人の姿が見られた。親子連れから年配の人まで幅広い世代が訪れ、体験を待つ人たちがテントの前に集まった。

 お灸体験には東京都鍼灸師会墨田区支部と灸法臨床研究会が参加。杉山検校遺徳顕彰会によるマッサージ体験も用意し、各500円で鍼灸や体のケアに触れる機会を設けた。

 本殿ではオーボエとリュートの演奏会を開いたほか、一龍斎貞奈さんと宝井梅福さんが講談を披露。参拝と併せて音楽や伝統芸能に親しめる催しも展開した。

 「弁天マルシェ」には、クレープの「きつねの葉っぱ」とケバブの「kebab Docia」のキッチンカーが出店。来場者はメニューを見ながら注文し、境内のテーブルで飲食を楽しんでいた。江の島ゆかりの物産や野菜などを販売するコーナーにも人が立ち寄り、出店者と会話を交わしながら品物を選んでいた。

 境内には杉山和一の功績を伝える碑や、「杉山流鍼治稽古所跡地」の石碑も残る。同神社が所蔵する平家琵琶は2025年1月、墨田区登録有形文化財に登録された。江戸時代には、この地で視覚障害者の組織「当道座」の人々が年2回の琵琶会を開き、演奏を奉納していたという。鍼術や音楽にゆかりのある境内が、この日は体験や芸能、食を通じた交流の場となった。