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墨田・飛木稲荷神社の「焼けイチョウ」が黄葉 見頃迎える

スカイツリーを背景にした「飛木神社 焼けイチョウ」の黄葉の様子

スカイツリーを背景にした「飛木神社 焼けイチョウ」の黄葉の様子

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 飛木稲荷神社(墨田区押上2)や三囲(みめぐり)神社(向島2)など押上周辺のイチョウの黄葉が現在、見頃を迎えている。

三囲神社のイチョウ

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 飛木稲荷のイチョウは樹齢が500~600年。区内では江戸時代以前から残るイチョウは4本しかなく、その中でも最古の木といわれている。1945(昭和20)年3月10日の東京大空襲では、イチョウが身を焦がして炎を食い止め、周辺地域の延焼を防ぎ多くの命が助かったことから「身代わり 飛木の焼けイチョウ」と呼ばれ、地域の守神・平和のシンボルとして大切にされている。

 撮影日には、飛木神社から見える東京スカイツリーを背景にイチョウの木を撮影する人の姿が見られた。

 三囲神社は隅田川七福神の一つ。神社の名前の「三囲」の字の中に三井の井が入っていることから「三井を守る」とされ、三井家の守護神として江戸時代から手厚く保護されてきた。大国・恵比寿神の像は、越後屋(現在の三越)に祭られていた本像で、境内には2009(平成21)年に閉店した三越池袋店のシンボル・ライオン像も安置されている。

 近所に住む人は「散歩がてら毎日来ている。イチョウも立派だが、境内には赤い奉納鳥居や祠もあり風情があって気に入っている。隅田川も近いので、スカイツリーから足を延ばしてみては」と呼びかける。

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