企画展「北斎のまく笑いの種」が9月20日、すみだ北斎美術館（墨田区亀沢2）で始まった。

会場の様子

　展示内容は、笑顔の象徴として七福神などを描いた1章「笑顔いろいろ」、さまざまな笑顔の表現を集めた2章「多種多様な笑い」、北斎や門人の描いた戯画を集めた3章「北斎と門人が描く戯画の世界」で構成。3章の戯画には今回の展示が初公開の作品も数多く含まれるという。

　学芸員の千葉椎奈さんは「北斎が描いた笑いにまつわる表現や、描写力、発想の面白さを知ってほしい。今回展示している作品は、『笑い』を通じて江戸時代を生きた人々の豊かな表情を描いているので、そういった部分を特に見てもらえたら」と話す。

　開館時間は9時30分～17時30分。入館料は、一般＝1,000円、高校生・大学生・65歳以上＝700円、中学生＝300円、小学生以下無料。月曜休館。同展は、前期＝10月22日まで、後期＝11月26日まで。