三輪里稲荷神社(墨田区八広)で11月3日、「第11回奉納演奏会」が開かれた。境内に用意した200席は満席となり、立ち見を含め約250人が訪れた。
7年ぶりの開催となった同演奏会。氏子総代会や周辺の町会、八広まちづくり協議会などが協力し、境内の神楽殿を舞台に、声楽や津軽三味線、ピアノ、バイオリンによる多彩なプログラムを展開した。
同神社の宮司を務める松林桂子さんはオペラ歌手としても活動するソプラノ歌手。国立音楽大学声楽科を卒業し、同大大学院オペラ科を修了した二期会会員で、当日も出演者の一人として神楽殿で歌声を披露した。
このほか、ソプラノの秋山恵美子さん、渡辺美佐子さん、テノールの三村卓也さん、バリトンの井上雅人さん、津軽三味線の高橋祐也さん、高橋加少吏さん、ピアノの渡辺あけみさん、バイオリンの田尻かをりさんが出演した。
演奏会では「もみじ」「赤とんぼ」など秋の歌をはじめ、オペラ「カルメン」の「ハバネラ」、ミュージカル「キャッツ」の「メモリー」などを披露。松林さんはオペラ「ジャンニ・スキッキ」の「わたしのお父様」などを歌った。津軽三味線の「じょんから節」や、ピアノとバイオリンによる映画音楽のメドレーも交え、多彩な演奏を届けた。
当日は山本亨墨田区長も訪れ、開会のあいさつを行った後、公演を鑑賞。日が暮れると神楽殿は赤や緑の光に照らされ、観客は夜の境内に響く歌声や楽器の音色に耳を傾けていた。